みのりアル日々更新

 

どうも、みのり開発柏の澤田です。

 

気が付けばもう3月。

 

3月といえば、ちょうど今から13年前の今日、

平成23年3月11日の14時26分に東北地方太平洋沖地震が発生しました。

 

決して忘れてはならない、忘れられない記憶。

 

その時の事を少しお話したいと思います。

 

当時、入社してまだ3ケ月ほど私は物件調査のため、

松戸市役所の新館8階にいました。

 

職員の方とお話をしているとき、

最初は〝・・・・・カタカタカタ〟と

そして〝ゴゴゴゴゴゴ〟とだんだん揺れは大きくなり、

目の前にある重たそうな鉄製の書庫がガッタンガッタンと動き始めました。

 

課の責任者っぽい方が「危ないから離れろっ！！」と叫んだ直後、

ズドンと大きな揺れに変わった。

 

大勢の悲鳴と叫声が飛び交う中、もはや自力で立っていられず、すぐ近くの壁に手をついて地震が治まるのを必死に待ちました。

 

トイレから泣いて過呼吸を起こしながら這いつくばって出てくる人を見たり、

窓の外に見える高いビルがまるでこんにゃくのように揺れているのを見ながら

「おわった」と思いました。

 

ずいぶん長く感じた揺れもやっと治まり、

とりあえず外に出るため階段を急いで駆け下りると、

1階ロビーにある複数のTVモニターのすべてが

太平洋側沿岸一面が真っ赤で津波警報を知らせる放送になっていました。

 

外に出てからも何回も大きな揺れは続き、

ビルとビルがゴッツンゴッツンと音をたててぶつかり合っています。

 

「こわい、こわい」と歩道に座り込んでしまったご高齢の女性に、

声をかけながら一緒に揺れが治まるのを待ちました。

 

いったん状況が落ち着いたのですぐさま会社に戻り、

その日は仕事にならず流山おおたかの森で働いている妻を迎えに行くも、

道はどこもかしこも大渋滞。

 

普段であれば1時間も掛からない帰路も、

その日は陽が落ちてからもだいぶ掛かって帰宅した記憶があります。

 

その日はとてもとても長く感じる1日でした。

 

その後、ガソリンもトイレットペーパーもカップラーメンも、

何もかもが足りない状況が続きます。

 

福島から親戚一同が千葉に避難してきました。

義理の両親が住む5LDKのマンションは総勢5世帯の家族で満杯です。

 

当時1LDKに住む我が家でも、

生まれて間もない乳児を含む4人の親戚を迎え入れました。

 

それから少しすると、

福島の原発事故で放射性物質を含む雨と一緒に流れてきたといい、

松戸市・柏市は〝ホットスポット〟と呼ばれるようにもなりました。

 

この時に【放射性物質汚染対処特措法】ができ、

全国で汚染状況重点調査地域が指定されるわけです。

 

その影響で不動産価格は大きく下落し、

新築一戸建ても一時は1500万を下回るような状態。

今はだいぶ相場が戻ったというか、コロナの影響でむしろ高騰しました。

 

当時、私の地元・我孫子でも一部地域では液状化で多くの家や電柱などが沈下して交通や生活に大きな被害が出ました。

 

特に、私が小さい頃から遊び慣れ親しんできた布佐の東部では

被害がひどいものでした。

≪参照：我孫子市HPより≫

 

今回ご紹介させていただいたお話は、

私個人が経験したこの東日本大震災の時のほんの一部に過ぎません。

 

それでも、未曾有の大災害に対し、

13年目の3月11日に出来ることは『あの日を忘れない』ことだと思います。

 

年に一度、それぞれの立場で今の自分に出来ることを考えてみませんか。

 

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