みのりアル日々更新

こんにちは。
みのり開発柏　事務屋の本居です。

事務屋の私の仕事は、「重要事項説明書」という書類を作ることです。

法令等による利用上の制限があることを知らずに
宅地や建物を購入してしまうと、
後々不測の事態を招いてしまうこともあるため、
私たち宅建業者がその物件について細部に渡り調べて
「重要事項説明書」に落とし込んで契約時に分かりやすく説明します。

さて、今年はうさぎ年ですね。
古来より中国ではうさぎは長寿の象徴として、
おめでたいものとされているようです。

わが「みのり開発柏」のある柏市の「柏の木」も、
その葉っぱは落葉樹にもかかわらず、
秋に枯れてから春に新芽が育つまで落ちることがないことから、
”代々途切れることがない”として、
子孫繁栄・延命長寿のおめでたい縁起物とされています。

（このことから、男の子の成長と子孫繁栄の縁起を担いで、
柏の葉で餅を包んだ柏餅が端午の節句に食べられるようになったんですネ。）

何となくムリヤリ感は否めないんですが、
柏市と今回のテーマ「都市再開発法」は実はとても関係が深いんです。

都市再開発法とは、
老朽化した建物が多い市街地を再開発して、
高度利用を図り整備することを目的として、
1969年（昭和44年）に市街地再開発事業について定められた法律です。

市街地再開発事業の施行に定められた地区や、
市街地再開発促進区域内では、
特定の建築行為等を行う場合には、
都道府県知事等の許可を受けなければならないことになっています。

実は柏市は、
何とその「都市再開発法」第１号（日本初）の指定を受け、
1973年（昭和48年）柏駅東口に
これまた日本初のペデストリアンデッキが設置されました。
そして柏駅東口にはそごうが、柏駅西口には高島屋が出店し、
柏市の中心市街地は、二つの百貨店を擁する街に変貌していったのです。

柏駅東口
画像素材：https://www.city.kashiwa.lg.jp/　柏市役所提供

ご存じのとおり柏そごうは、
2016年（平成28年）9月に閉店し、
43年間の営業に幕を下ろしましたが、
現在でも柏駅周辺は、
第1種市街地再開発事業の施行地区として、
計画的な再開発が必要な市街地として定められています。

柏駅東口駅前
画像素材：https://suzuphoto.tokyo/　作者：Suzu Sakura

もし売買の対象となる不動産が、
市街地再開発事業の施行地区等に該当する場合には、
私たちが重要事項説明書でその制限内容について説明いたします。

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