みのりアル日々更新

梅雨まっしぐら。
紫陽花の花が綺麗に咲いてますねー。

そんな穏やかな日常を吹き飛ばすニュース『イギリス、EU離脱』。
どんな影響があるんでしょうか？

そもそも何でイギリスは共同体であるEUを離脱したいのでしょうか？

まず1つ目は『難民問題』と言われてます。

EUの取り決めで、難民は拒否しちゃダメよと言う取り決めが有ります。
これにより多くの難民がイギリスに渡って来てます。

難民が来たらどうなるか？
難民も働かないといけません。
その結果、英国民の仕事が奪われ、失業者が増える。
国民感情からしたら、面白くないですよね。
『国に金が無いのに、移民なんか要らねーよ！俺らに使えよ！仕事くれよ！』となっちゃった訳です。
更に『拠出金高くね？そんな金回すなら俺らに使えよ！大体イギリスは金持ってねーよ！つかドイツにもっと多く払わせろよ！』
って言う、EUで富が集中してると言われてるドイツへの批判と拠出金拒否の反応。
拠出金全部が無駄に払ってる訳じゃないし、イギリスは負担比率低いんですが、これもまたEU離脱の一因となっております。

最後に『国家主権』。
難しい問題ですね。
元々国民性が『独立心が強い』と言われています。
EUから押し付けられた法律やルールを嫌う傾向が有ります。
『自分たちの事は自分たちでするぜー！』と言う事で今回のEU離脱の理由の1つとされています。

じゃあEU離脱して移民受け入れなきゃいいじゃん。拠出金払わなきゃいいじゃん。EUが決めた法律やルールより自国で決めたルールや法律優先すればいいじゃん！って思うけど、そうは行かないのがEUはあくまで共同体と言うこと。

例えばユーロもEUの後ろ盾があっての通貨の維持を行っています。
一国より何カ国か有ったほうが安心しますもんね。
イギリスはポンド使ってますけど。

イギリスがEU離脱決定したらしたら…恐らくポンド安に触れます。
輸出は良いけど、輸入しているものは高くなります。
更に関税も復活するので、輸出がいいとばかり言ってられません。

それにより自国通貨の下落、それに伴うインフレ、更に関税免除も無くなり、経済面では悪化するのか回復するのかわからないですが、今日の日経平均株価の下落幅が1286.33円。悪化しそうですね。
更に金融面ではロンドン市場に関する金融機関が他国に拠点を移動する事も考えられます。
今まではEU諸国に展開できていたのが、出来なくなってしまうんですからロンドンに拠点を置く意味が薄れてしまします。

更に日本の英国進出企業にもダメージが。
イギリスに生産拠点や工場等を置く意味が無くなってしまったり、物が売れなくなってしまったりしたら日本企業にも大ダメージが。
株価が冷え込めばまた、内部留保が増え、賃金抑制に動く可能性もあります。
不動産業界では住宅ローンが厳しくなったり、また買い控えが起きてしまう危険性も予見出来ます。
対岸の火事では無くなってしまいます。

正確には独立するまでの承認期間が二年有りますからすぐに大きな影響が出て長続きするとは考えにくいですが、これから注視して行かなきゃいけないでしょう。

かと言って、悲観的になるばかりじゃなくていいと思いますけど。

しかし不動産業界では、空前の低金利、空地空家法の施行等買う方も売る方も売り時買い時です！

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